- 「看護師として働く上で、命に関わる仕事があるのは仕方ない。でも、そればっかりで精神的に疲れてしまった」
- 「看護師として働きたいけど、できれば命に関わる仕事はしたくない」
この記事では、こうした悩みを抱えているアナタに、看護資格を活かしながらも、直接的に命に関わる仕事をしないで済む職場・職種を紹介していきます。
慣れもありますが、それでも命に関わる仕事。
目の前で死を迎える人を看続けるのは相当にシンドイことです。
精神的に辛くなることや、考えることも増えると思います。
その重さに、自分自身の心が潰れてしまいそうになることもあるでしょう。
実際に心を病んでしまう人がいるのも現実。
アナタがそうならないために、命に関わる仕事が少ない職種や職場に転職を考えるのは自然なことであり、なにも悪いことではありませんよ。
看護資格を活せて、命に関わらない仕事はどれ?
まずは看護師の資格を活かしながらも、命に直接的に関わることが少ない職場や職種にはどんなものがあるかを紹介していきます。
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あくまでも「直接的に命に関わることが少ない」って話です。
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バタフライエフェクト的な考えをすると、どこまで行っても医療行為を行う限りは命に関わることになるもんね。
大規模医療施設で働きたいけど、命に関わりたくない場合
一線を退くのはイヤだけど、直接的に命に関わる仕事はしたくない。
そんな場合は以下の3つの選択肢が考えられます。
治験コーディネーター
治験コーディネーターは研究職(助手)みたいなもの。
病棟を周って同意書にサインを貰ったり。
要は研究者と被験者の橋渡し的な役割を、看護師としての観点から行う仕事。
命に直接関わらないレベルとしては、かなり高め。
地域連携室の看護師
入院や退院に関わるスケジュール調整や、各施設との連携を図る仕事。
退院したからといって、そこで全てが終了とならない患者さんも多い。
その場合に、患者さんに一番適した対応をすることが出来る病院や施設と連携する必要がある。
この連携に際して、各部門との調整を行うのが主な仕事内容。
とにかく、入退院に関わるスケジュール調整がメインです。
いっそ突き抜けて昇進
病棟勤務ではない立場まで昇進すれば、命に関わる仕事をすることは基本的にありません。
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病棟師長ぐらいではダメ。
基準としては、「その人専用の部屋が貰えるレベル」です。
大規模医療施設以外で、命に関わらない仕事をしたい場合
別に一線でバリバリ働く必要もない。
直接的に命に関わる仕事をすることに疲れたし、ちょっとのんびり働きたい。
そんな場合には以下の様な選択肢が考えられます。
クリニック(個人病院)
緊急性が高い患者さんを扱うことは少ないし、もしそうなったら大型医療施設に送る。
なので、看取ったりすることはほぼナシ。
扱う診療科目にもよるが、急変時の処置が必要な場合が少ないので、大型医療施設に比べれば命に関わる可能性は低い。
デイサービス
入浴や体操前の体調管理(血圧測定)などが主な仕事。
たまたまケガがある人などの軽い処置は発生する可能性がある。
とは言え、卒倒したり緊急性の高い事案に関しては大型医療施設などに送るので、最終的に命に関わることは少ない。
教育機関の養護教諭
いわゆる「保健室の先生」。
ケガや体調不良を訴える子供の処置をするのが主な仕事。
健康診断の準備(手伝い)やその後のデータ管理などの事務作業や、保健室登校をする子供のケアなども業務に含まれます。
命に関わる状況に遭遇する可能性はかなり低め。
産業看護師
養護教諭の企業版。
健診センター
集団健診の手伝い。
健診をするための会場準備もします。
主な医療処置としては採血や心電図をとることなので、命に関わる可能性は相当に低いです。
保健センターや市役所
予防接種の管理(質疑応答)や、医療に関する講演会など、自治体全般の健康管理が主な仕事。
そもそも医療行為がまず無いなので、命に関わる云々の事態になることが無い。
看護学校の先生
単純に教員。
看護師を育成する学校の教師なので、命に関わることはありません。
命に関わらない仕事=楽な仕事じゃない
命に関わるかどうか?
は、職場や仕事内容を選ぶ際に一つの大きな基準になるかも知れません。
ですが、ここまでに挙げた様な仕事が
命に関わらない=楽である
とはなりませんし、そんな考え方で判断するとイタイ目を見る可能性が高いです。
ここまでに紹介した職種で、実際にどんな苦労が生まれる可能性があるかを紹介していきます。
養護教諭やデイサービス・市役所などの場合
医療施設じゃない所で働く看護師の場合、いわゆるアウェー感がハンパありません。
看護職と介護職の反りが合わあいなどは良く聞く話ですし、体験済みです。
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よく愚痴ってたよね。
まぁ、聞いてる限りじゃ相手側がダメダメだったけど。
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いや、本当に○○○○やったよ!!
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はい、止めてください。
放送できんし、炎上します。
最終的に医療に関わることの責任を押し付けてくるくせに、基本的には全然指示を聞いてくれないことなどザラ。
命に関わる仕事かどうかのストレスは低いですが、いわゆる対人関係のストレスが非常に高くなる可能性はあります。
当然、その勤める施設にもよるでしょうが。
健診センターの場合
健診車に乗る日は、朝がとても早い。
なので、それがキツイ人はそもそも厳しい。
会場の設営など(力仕事)も、男手があるのに全然やらない場合も。
これも場所による違いが大きいですので、評判の事前調査や見極めが重要です。
ただ、仕事内容の割に給料が良いという話は聞きます。
時給計算で考えると、いわゆるコスパが良い状況になるからでしょう。
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知り合いだと、半日で4万円。
なんて話も聞きますからね。
看護学校の教員場合
一番やりたくない(個人的には)仕事です。
理由はストレスの割に給与が低いから。
立場上、生徒はお客様。
なので、生徒が間違ったことをしていても強く指摘できないことも。
また、年頃の女子の集団を相手にするのは相当なストレス。
プライベートを侵食されることも多々。
知り合いの看護師が何人かやっていましたが、もれなく辞めています。
当然、こうした職業にやりがいを感じ、合っている人もいるでしょう。
ですが、個人的には勘弁して欲しい仕事。
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私もオファーがありましたが、しっかりお断りしました。
まとめ
看護師は基本的に自分の行為が誰かの健康に影響を与える可能性があることを理解しておくべきです。
その上で、少しでも命に関わらない仕事がしたい。
と思うなら、今回紹介した看護資格を活かせる仕事の中から選んでみるのも悪くないでしょう。
事実、知り合いにも命に関わる仕事は厳しい、自分には合っていない。
そう考えて転職(職場を変えた)人もいます。
ただし、どんな仕事や職場であっても、全くのストレスフリー。
楽園のような職場に出会えるとは思わない方が賢明でしょう。
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幸せの青い鳥の話の様に、実は幸せは自分の身近にありました。
なんてこともありますからね。
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色々と比較検討するのは良いことです。
でも、そこには冷静な視点も必要だと思います。