採血や点滴のコツ。実務歴16年以上の現役看護師が教えます

看護業務に関わる話

病院と名がつくところで働く看護師なら避けて通れない採血や点滴。
避けて通れないけど苦手って人も少なくないと思います。

私は今まで

  • 急性期医療を行ってる大きい病院
  • 慢性期病院
  • クリニック

などで働いてきました。
この記事では、これまで数えきれない程の採血や点滴を行ってきた私がコツを解説します。

採血や点滴が苦手な看護師さんの参考になれば幸いです。

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採血や点滴で一番大事なコツはこれ!

これほど仰々しく採血や血管確保について書く。
となればさぞかし神業的なコツがあるのか?

と思ってこのページをみた新卒さんとかいたらごめんなさい。
そんな内容ではないです。

というかそんな技ありません!! (笑)
あったら私も教えて欲しいくらい。

ただ、自分で言うのもなんですが私自身は採血や点滴が下手な方ではないです。
そんな私が言える事は

「採血や点滴が上手くなりたければ、とにかく数あたること」

これに尽きます。

資料や映像でどんだけ手技を頭に入れたって、数こなさなきゃ上手くなりません。
スポーツ選手だって、何かを造る職人さんだってそうであるように。

稀にいるかもしれないですけどね。
生まれつき採血スキル持ち合わせてる人が。

まぁ、そんな人はそもそもこの記事を読んでいないはず。

とにかく、採血や点滴のコツとしては怖れずにチャレンジすることです。

採血で失敗することを恐れる必要はナシ!

患者さん側からすれば勘弁してほしい話でしょうけど、看護師側としては必要以上に採血や点滴で失敗することを恐れる必要はないと思います。

どんなに上手な人であっても失敗する可能性は0ではないです。
当然、適当にやって

「失敗しちゃった、てへぺろ」

なんてのは許されることじゃありませんよ。
でも、刺してる私達だって人間です。

みんながみんな学生の時に練習した人形の腕みたいにいい血管してないし、暴れる子供や認知症の人の採血しなきゃいけないことだってあります。

これらに対して、どんなに机上で勉強したって結果は付いてこない。
扱っているのはあくまでも生物ですからね。

何度も失敗して、何度も怒られて。
それでも挫けずに刺して刺して、場数を踏んで成長するしかありません。

まぁ、そうは言っても同じ患者さん相手に何回も失敗して、刺しまくって、って言うのはダメですよ。

採血や点滴の際に手が震える

新人やブランクがある場合は採血や点滴の際に手が震えて上手く行かない場合もあると思います。

でもね、解決策は先に書いた通り。
とにかく開き直ってチャレンジするしかないんですよね。

緊張するのは自分に自信がないことの証明。
にも関わらず、他人に良く見られたいという承認欲求があるから余計に緊張してしまう。

「失敗したら謝ろ」
「他人(患者)にどう思われても知らない」

ぐらいの感じで良いと思います。
変に自分で自分に暗示をかけてしまわないように気を付けてください。

どうしても採血できない場合

「採血がなかなかできない場合、温めて血流を増やしてみましょう」

とか、他にも色々とあの手この手で取ろうとするはず。
ですが、ここで残念なお報せ。

どんだけ頑張っても自分では血管に針が入らない患者さんはいます!!

科学的な根拠はないですが···。
血管と(ってかその患者さんとの)相性みたいなのあると私は思います。

後はその日の自分のコンディションとかも。
正にスポーツ選手のスランプみたいな感じ。

まぁ、こうした相性的な話も場数を踏めば見えてくる話です。

取れないものは取れない。
上手く出来なかったからと言って変に卑屈になる必要はありません。

採血部位はどこで働いても基本は一緒

では、次に働く場所によって採血とか点滴に違いがあるか!って話し。

「採血は腕の真ん中の太い血管が基本!」

それは急性期、慢性期、クリニック、どこも一緒。

特にクリニックはそれ以外の所からはよっぽど血管ない人以外は刺さないくらい真ん中狙い!
基本的に病気はあっても元気な人達なので。

ただ、やっぱり元気にみえる人達でも腕の真ん中の血管分からないってか、ない人います。
なのでそういう時は患者さんにちゃんと説明して違う所の血管を探させてもらいましょう。

で! マニュアル通りにいかないのが特に慢性期の病院に多い高齢で拘縮もあったり認知がひどかったりするような患者さん達。

まさに今私が勤めてる所ですが。
もうね、こういう人は申し訳ないですが腕メインにはなりません。

血管はないし、認知ひどかったら自分で抜く可能性もあるし。
こうなると、あえて足の血管に点滴ルートを確保する事なんて日常茶飯事です。

クリニックでしか経験のないような人からは

「え!足とか刺せない!」

みたいな話しも聞きます。

まあ、これねぇ···。
言っていい事ではないのかもしれないですけど。

色んなとこで経験してみて、私は足でもどこでも関係なく、取りやすい血管に刺せる病院での採血や点滴の方が自分には向いてると思いました。

クリニックは確かに立派な血管ある人も多いし、マニュアル通りの腕からの採血や点滴ができる事が多いんですが、

「マニュアル通りにできるだろ!」

と患者さん達も思ってるから

「失敗するなよ!」

っていう圧もハンパない。
「絶対失敗するな」とか「この血管以外は刺すな」とか色々言ってくる人たくさんいます。

でも、現在働いている病院でそんな事言う人はいません。
言ってこないのをいいことに失敗しまくってる! とかではないですよ!!

血管的には難しいはずなのに成功率は逆に高いんです(笑)
これは先述の通り、心理的なことが大きく影響しています。

繰り返しですが、刺してる私達看護師も人間です。
絶対失敗するな! とかプレッシャーをかけられたらできるものもできなくなりますよね。

まあ、そういう圧をかけられながら失敗もして、だんだんうまくなっていくんですけど。

さて、こんだけ言っといて身も蓋もありませんが。

どんだけ経験積んでもほんっとに採血上手くできない看護師さんも中にはいます!

やっぱりセンスもいるみたいなので。
自分のセンスのあるなしを知るためにもやっぱり数をこなす事が大切です!

で、結局どんなにやっても上手くならないし慣れない。
そうなったら採血や点滴自体がない職場で働くことを検討しても良いかも知れません。

看護師だけど、命に関わらない仕事がしたい。現役看護師が10の職種を紹介します。

採血や点滴に限らず、実際に働いてみて難しいと感じることや、どう頑張っても合わないことがあるのは仕方のないことです。

とは言え、せっかく取った看護師資格。
無駄にせずに有意義に使うべきだとも思いますよ。

まとめ

失敗を恐れずに!(でも失敗は2回まで。きちんと患者さんには謝ってね)

あの人の採血難しいんで、お願いします!って他のスタッフから頼まれるようになったら看護師として自信の1つになりますよ。

最後に!
針を扱う業務はとっても危険な看護師業務の1つ。

針刺し事故にはとにかく気を付けて。
誰よりも大切なのは自分ですから。

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