- 「看護師になったけど、思った以上に激務で辛い」
- 「キツイ仕事はイヤだけど、看護資格は無駄にしたくない」
どんなに予備知識を持っていても、実際に働いてみると思っていたのとは全然違う。
そんなことって少なくないですよね。
せっかく取得した看護師資格はムダにしたくない。
でも、可能ならのんびりと働ける職場や職種が良い。
そんな「看護師としてのんびり働きたい」と考えて居るアナタに、看護師資格を活かしながらも比較的のんびり働けるのはどういう所かを解説していきます。
メリットだけでなく、デメリットも併せて書いていくので、転職をする時に失敗する可能性をグッと減らすことができるはずですよ。
独断と偏見の経験則なので、あくまでも参考意見ってことで。
看護師として、のんびり働くことは可能なのか?
看護師としての資格を活かしながら、比較的のんびりと働ける職場・職種はあります。
ですが、のんびり働ける。
というメリットを得るためには、当然なにかを失うデメリットも存在します。
看護師に限らず、全ての職業に言えることです。
のんびり働けて、なんのストレスもなく、給料もたっぷり!
そんな桃源郷のような職場や職種はありませんよね。
というわけで、看護師として比較的のんびり働けるメリットがある職場で働くと、代わりに看護師としてなにを失う可能性があるのか?
いわゆるデメリットも併せて書いておきます。
看護師としてのんびり働くことを選ぶメリット・デメリット
看護師としてのんびり働きたい。
そう思ってのんびり働けそうな職場を探す。
この選択によって得られるメリットとしては
- 時間的余裕を得られる
- ストレス少なく働ける
になると思います。
逆にデメリットとしては
- 金銭面で不安を抱えることになる
- 医療知識で浦島太郎状態になる可能性もある
という感じです。
のんびり働けるということは、基本的に先端医療や高度な医療レベルを必要とされる場面は少ないと思います。
そうなると、そうしたのんびり働ける職場。
いわゆる「ぬるま湯」的な職場に慣れきってしまうと、もし次の職場がのんびりではなく、真逆だった場合にかなり苦労します。
「のんびり働ける職場から転職する気はない!」
とアナタがいくら思ったとて、先に書いたように金銭面での不安はつきまとうのが現実。
のんびり働ける職場=患者が少ない(暇)=経営状況が芳しくない
この場合は、いつその職場が潰れるか分かりません。
潰れればアナタの意思に関係なく職場を変わるしかないですよね。
のんびり働ける職場で仕事をしながらも、アナタ自身が先端医療などの勉強を欠かさない。
そんな場合は浦島太郎にならずに済むので、これは問題にならない可能性もありますけど。
「のんびり働ける職場から、のんびり働ける職場にしか転職しない!」
と強く決意し、条件が合わない場合は絶対に仕事をしない。
それが許されるなら、看護師としてのんびり働くことを選ぶのも悪くないでしょう。
比較的のんびり働ける可能性がある職場(職種)
看護師としてのんびり働くという選択に対して起こるメリット・デメリットは分かってもらえたはず。
では、この前提を踏まえた上で、具体的に看護師としてのんびり働ける可能性がある職場・職種を紹介していきます。
内容的に重複する部分も多いですが、重要なことってことで。
暇なクリニック(病院)
個人病院で患者が少なければ暇。
つまり、のんびり働くことができます。
ただし、のんびり働けるな~。
と思うほど患者が少ないならば、経営状況も芳しくない。
そうなると、いつ潰れるか分からない恐怖に苛まれることになります。
しかも、基本的には給料も安い。
1つ前の職場は耳鼻科でしたが、とても暇でした。
1日に患者さんが20人未満なんて日もある感じ。
最初の内は在庫整理などで時間を潰していましたが、それがいつまでも続くわけもなく。
のんびりの象徴として勤務時間中にも関わらず
- スマホを弄る(ネットで買い物)
- 映画やアニメ(鬼滅とか)を見たり
- 晩の献立考えたり
- みんなでエクササイズ
などなど、本当にのんびり働いていました。
家でのんびりと大差ありません。
「この状態で病院がずっと存続できるなら、いわゆる天国」
ですが、当然そんな状態で金回りが良くなるはずもなし。
「他と勤務を掛け持ちしてもらえないか?」
と打診されたりして、どんどん経営状況は悪くなりました。
耳鼻科は医療点数も少ないので尚更。
で、私はその職場から転職することになります。
いわゆる「ヘッドハンティング」されたんよね。
そう、一緒に働いている人には少し悪い気もしたけどね。
状況的には渡りに船って感じ。
病院は慈善事業じゃありませんし、私たちも霞を食って生きていけるわけじゃありません。
のんびり働ける=金銭面で辛くなるをモロに経験した感じです。
美容外科は楽?それは嘘の可能性が
先に書いたように、美容外科だろうがなんだろうが、暇な病院は何科であっても暇。
逆に忙しいところは何科であっても忙しいです。
要は「この診療科目だから暇」ではなく、「この病院だから暇」って話。
知り合いは美容外科に勤めてましたが、激務の弊害で交通事故を起こしてしまいました。
美容外科なんか、最近のプチ整形などの流行もあって忙しい病院は心底忙しいです。
美容外科は楽ですよ。
なんて書いてるサイトもありますが、注意が必要。
美容外科だから楽、のんびりできるんだろう。
と安易に考え、ちゃんと調べもせずに診療科目で職場を選択するのは止めましょう。
他にのんびり働ける可能性がある職場・職種
のんびりの定義にもよりますが、
- 高度な医療行為が必要ない
- 直接的に命に関わる医療行為がほぼない
というのは、のんびり働ける可能性が比較的高いでしょう。
こうした職場や職種を探しているなら、
看護師だけど、命に関わらない仕事がしたい。現役看護師が10の職種を紹介します。
この記事でメリット・デメリット併せて詳しく解説していますので、参考にしてください。
のんびり働く=楽ではない
先に書いたように、のんびり働くことを選択すれば、それに応じたメリット・デメリットが発生します。
また、のんびり働ける=楽とは限りません。
仕事内容などとしては楽であっても、人間関係が超絶メンドクサイなどの場合も。
繰り返しですが、全てがパーフェクトな職場なんて、基本的に存在しません。
大事なのは、「アナタ自身が何に対してなら許容(我慢)できるか」を冷静に考えることです。
のんびりと楽は必ずしも一致するとは限りません。
まとめ
のんびり働くことを選べば、そのメリットの代わりにデメリットを受ける可能性も少なくない。
これは必ず意識しておくべきでしょう。
新しい職場を探す時などは、メリット(自分に都合の良い情報)ばかりに目を奪われて、デメリットに目をつぶらないように注意が必要です。
確証バイアス、カラーバス効果ですな。
…すぐ心理学を出してくるよね。
はっはっは、鬱陶しいだろう。
ちょっと知的に見られたいのよ。
知的に見られようとしとる時点でアホなんやけどね。