新人看護師は辛いし楽じゃない。乗り越えるために必要なのは積極性

看護師録

看護師歴20年、現役看護師のクロミキです。
前回までは看護学校時代の話をしてきましたが、今回からは新人看護師時代の話になります。

現在、新人看護師として上手く行っていない人。
これから新人看護師として働く人に向けて、実体験を書いていきます。

少しでも役に立てば幸いです~。

ちなみに、前回までの話はこちらから。

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看護師1年目の始まり

色々あった看護学校乗り越えて、迎えた看護師1年目。
もうこれは今思いかえしても血へどを吐くような笑日々だった···

これは多分今もそうだけど、大きい病院で新人が入るとまずは全体での研修があって、それから配属された各病棟のオリエンテーションがあって···。
と言う流れだと思うんやけど、新人にはプリセプターと呼ばれる個別の教育担当の看護師さんが着く。

プリセプターは大体3年目~5年目くらいの看護師がなるもので、新人を教えることでもう一回自分も学びなおす事ができる!

みたいなコンセプトで決められてるんやけど、これが···

私と同じ病棟に配属になった新人。
いわゆる同期は1人やったんやけど、私より年上で看護大学卒業した子で、この子と私それぞれにプリセプターさんが決まってた。

どー考えても私の担当のプリセプターさんの方が怖かった。
まあ、今となればその頃から20年近く経っても連絡取るし、結婚式にも遠方からわざわざ来てもらったくらい大好きな先輩で、この人がいたからこそ今の私があるんやけど。

最初はとにかく怖かった。
もちろん私がダメダメやったからなんやけど、どんだけ怒られたか…。

いや、怒られたって言い方は正しくないな。
熱く指導してもらった! これが正解。

今はネットで調べれば疾患も検査も薬もほぼなんでも情報が出てくる。
でも私の時はそんなのないから全て本!

学生の時みたいにゆっくり1人の患者さんの事を知ればいい訳やないから、毎日知らない事との遭遇で本調べまくって、まともに寝る時間も取れなくて、ひどかった時はヨーグルト手にしたまま冷蔵庫の前で行き倒れみたいに寝てしまってた事も。

無理をしろ、ツライ思いをしろって事を言いたい訳やない。
ただ、新人やからこそ許される質問や失敗がある。

だからこそ新人のうちは新しい事から逃げるんやなくて、どんどん積極的に見て、聞いて、関わって経験するべきやと思う。

なるべく関わらないように···。
ってしてればその時は楽かもしれんけど、後々経験年数経ってるのに「それ分かりません」っていいづらくなる。

大変だった新人時代を乗り越えて今の私はすでに指導者の立場。
プリセプターや学生の実習指導もしたけど、指導する側に回って感じた事もある。

教える方は教えてあげたいからこそ指導に熱も入るし、時には怖くもなる。
って事(まあ、中には自分の気分次第で怒ってるアホな指導者がいるのも事実やけど)。

指導しててほんとに困るのが、やるのかやらないのか、分かるのか分からないのか、とにかく自分からの発信がない子···。

新人も指導者も全て経験した私が言える事は、とにかく指導してもらえる事を恐れずに、新人のうちは先輩看護師にいっぱい関わって欲しいって事!!

あー、また怒られる···。
やなくて「言われるうちが花!」と思って限られた新人時代を有効に過ごして欲しい。

まあ、こんな私でもできん自分がくやしくて部屋に帰っていっぱい泣きましたからねー笑

あとがき

本文の中でも書きましたが、言われるうちが花です。
仕事だから仕方ない部分があるにしても、本当にダメな人に対しては何も言わなくなります。

だって時間の無駄ですし、変わらない可能性が圧倒的に高いことも知っていますからね。

新人看護師、特に1年目なんかミスすることが前提。
それは教える側や管理する側も大抵は織り込み済みです。

だから好き放題にミスしてOKって話じゃありませんよ。
でも、新人なんだからミスするのは特別なことじゃないし、反省はしても落ち込む必要はないと思うんです。

ちゃんと成長しようとしている。
その姿勢が見て取れ、頑張っている人をそうそう無下にはしませんから…たぶん。

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