ど~も、看護師になって21年。
実務歴でも16年オーバーの『クロミキ』です。
この記事は、クロミキが看護師を目指すことになったキッカケをエッセイ風に振り返りながら、
- 人が嫌いでも看護師になれるのかな?
- 優しい心や高い理想が看護師になるには必要なのかな?
といった疑問やお悩みの解決に役立つことを目的に書いています。
当然、全て実体験です。
「こんな感じの人でも、看護師になれて16年以上も働いてるのか」
みたいな感じで思ってもらって、考えや気持ちが少しでも楽になれば嬉しいです!
人が嫌い。でも看護師になる必要があった
そもそも、看護師になりたい!って思った事は一度もなかった。
子供も老人も好きじゃないし、なんなら人が嫌い。
せいぜい小さい頃に動物の飼育員になりたいと思った事くらいはあったけど···。
母親は看護師だから「看護師になればいいのに」みたいな事をちょいちょい言ってきてたけど。
絵を書くことが好きで、漫画とかアニメも好きだったから、小学生の時もテストの裏に絵書いてたくらい。
将来の夢として「漫画家になりたい」って思い始めて、中学生になった頃から小遣いで漫画の道具をちょっとずつ買い始めた。
で、ちょっとずつ漫画書く真似事みたいなのやってて、中2の3者面談で「漫画家になりたい」って言ったら担任と母親猛反対。
それでも諦めない私に母親が出した条件が「漫画家になるなら先に看護師の資格をとれ」というもの。
親になった今なら、売れない可能性の方が圧倒的に高い漫画家になるよりは、食いっぱぐれのない看護師になってくれた方がいいって思うのは分かるけど、当時は到底納得できなかった。
でも、とりあえず当時の私は
「看護師の資格さえとったら看護師としては働かずに漫画が書ける!」
そう思って看護師を目指した。
…考えが甘かった。
まず、看護師になるために入る看護学校を選ぶ時。
私の家庭は学費に大金出せるような余裕は無い。
だから、とにかく学費の安い国立病院附属の看護学校に行ってくれと言われていた。
そのため、高校3年の時に大した学力もないのに国公立大学目指すような人達のいるクラスに入り、普通のクラスなら中の上くらいだった成績は一気に落ちこぼれに。
「あんたに国立附属の看護学校なんか無理」
と、担任に冷笑されバカにされたことは、今思い返してもムカつく話。
でも、結果的には「漫画家になるために」。
そのモチベーションで、なんとか国立病院附属の看護学校に補欠合格!
「これで漫画が書ける!」
そう思って行った看護学校だったけど、まったく考えが甘かった。
専門的な勉強にレポートの山、漫画書く時間なんてこれっぽちもなし···。
で、母親に対してブチギレた私。
「漫画なんてまったく書けんし!しんどいばっかりで話が違うやないか!!」
まぁ、後に看護師になるようにすすめてくれた母親には感謝するようになるし、今も結果としては看護師になって良かったなとは思うんだけどね。
あとがき
こんな感じで、なりたくないけど看護師にを目指しました。
- 立派な目標や美学が必要
- 人を愛し、尊ぶ慈母の心が必要
なんてなことは一切ありません。
あっても良いでしょうし、それを否定する気もなし。
でも、こうした看護師に対する理想が高い人の方が、実際に看護師として働き出してから続かないことが多い気もします。
理想と現実のギャップが激しすぎるからですね。
なんなら、私のように人が嫌いで看護師になりたくない。
そんな人の方が、向いている可能性が高いとも思ったり。
続きは「看護学校は辛いよ!乗り越えるための選択肢の1つは寮に入る事」です。