「看護師になったけど、勉強ってどうやれば良いの?」
「そもそも、看護師になってからも勉強って必要なの?」
などなど、看護師になってからの勉強方法や心構え、考え方などを実体験を基にして書いていきます。
看護師資格を取得してからの話なので、看護資格取得のためにどんな勉強が必要かなどは
看護師国家試験で落ちないために。効率的な勉強方法やポイントを解説
この記事を参考にしてもらえればOKです。
看護師になってからも勉強は必要
当然ですが、看護師になってからも勉強は必要です。
むしろ、看護資格を取得してからの方が勉強することは多くなると思います。
机上の勉強と実務では全く違うと言っても過言じゃないです
看護資格を取得することはゴールではなく、あくまでも看護師として仕事をするためのスタートラインに立つための必要絶対条件でしかありません。
また、一口に看護師の勉強と言っても、状況によって求められるものは千差万別。
一概にこの勉強方法が絶対的な正解ということは難しいですし、無責任です。
なので、あくまでも一例として、辿って来た道順に書いていきます。
新人看護師時代の勉強方法や心構え
とにかく何でも調べるしかない。
当時はそれぞれのマニュアルでいちいち調べていたが、今ではネットで全部可能です。
ネットで大丈夫?
と思うかも知れませんが、基本的には大丈夫。
その理由として、Googleの検索ではYMYLジャンルにおいて上位表示されるサイトは、信頼性と権威性を担保したものが基本だからです
『YMYL』は『Your Money Your Life』の略で、Googleの造語。
財産や命(健康)に深く関係する情報を扱っているサイトの審査基準を厳しくする。
と、Googleは公式に発表しており、事実そのようになっています。
なので、現在医療系の調べものをして検索上位に表示されるサイトは
- 大手製薬会社・企業
- 病院
- 大学や著名な医者の論文
が基本になっていますから、検索1ページ目に表示されるサイトを参考にしておけば問題ないと考えてOKです。
なので普通になにかを検索する時と同様の手順で大丈夫。
必要に応じて、その都度自分でサッと検索するクセをつけましょう。
あらゆるジャンルに言えますが、今とこれからの時代は正確な情報をいかにネットから上手く抽出できるか? のスキルが非常に大切になります
ちなみに、Yahoo! を使って検索している場合も問題ありません。
Yahoo! の検索エンジンの中身は、Googleのものを流用しているからです。
また、本やネットだけでは分からない、現場でしか分からないことに関しては自分が携われるように働きかけるべきです。
とにかく自主性、積極性が必要。
患者に対するオリエンテーションなどは、それの上手い人のやり方を見て盗んだり。
まずは良い先輩のマネから始めても良いと思います
分からないことを分かるようにする。
分からないまま放置しないってことも大事ですよ。
3年目以降の看護師の勉強方法や心構え
ある程度の基礎知識や技術は身についているとは思いますが、医療は日進月歩。
今の技術や知識に胡坐をかかず、常に新しい情報を自分から仕入れていく姿勢が必要になります。
新人時代より、アセスメント・状況判断能力が更に必要になりますから、より知識を広め深くするべきですね。
要は「看護の雑学を身につける」姿勢が必要。
既に理解していることは当然として、そこから更に見識を拡げ深めることができる勉強をすることを心がけてください。
ブランクがある看護師の勉強方法や心構え
一番意識すべきは「医療は常に進歩している」ということ。
数年前の常識が、今の非常識になっていることがとても多いので、今の医療がどうなっているかをしっかり勉強することが非常に大切です。
極端な話、新人であると思った方が無難。
過信は絶対にNGです。
どんな本やサイトを利用すれば良い?
基本的には先述の通り、ネットで検索して調べることが多いです。
ですが、それでは上手く解決しない場合などは図書館を利用して専門書を漁ることもあります。
また、聞いた方が早い場合も往々にしてあるので、頼れる先輩や医師などが居る場合は恥ずかしがらずに聞くのもアリ。
それは基本として、ネットとか雑誌は具体的にどんなの利用してるの?
では、ここから私が実際に利用しているサイトや雑誌を紹介していきます
エキスパートナース
月一で定期購読できる雑誌(専門誌)です。
色々と似たような定期購読できる雑誌はありますが、エキスパートナースは看護・医療に関する全般がテーマの情報誌になっています。
日々変化する情報を広く知っておくための情報ツールとしておすすめです。
月一の刊行なので、雑誌の弱さである情報の新鮮さではネットに及びません。
その代わりに深く掘り下げてある記事も少なくないので、目を通して損はないはず!
病院が定期購読している場合もあるので、そんな時は暇を見つけて読んでみてください。
もし無ければ自腹で
看護roo! (カンゴルー)
動画で見ないと分かりづらいこと(技術的なこと)をイメージしやすくするために利用するのがおすすめです。
病院によって違う場合も多いので、それをそのまま行う訳にはいきませんが、全体的な流れを掴むためには非常に便利。
使ったことはありませんが、国試対策(過去問など)も載せているので、そうした用途にもおすすめです。
色んなことが幅広く情報収集できるサイトなので、とりあえずブックマークしておきましょう。
ねじ子先生シリーズ
女医の先生が、看護手技や医療知識全般に関して、難しくならないように分かりやすく解説してくれているシリーズ本。
親しみやすい絵柄で図解されており、とっつきやすいです。
活字ばかりの本を読むのが苦手な人には特におすすめ。
「読む」というより「見る」感じになっています。
まとめ
看護師になってからの勉強は、国試などの机上のテスト勉強とは根本から違います。
扱うのが人の命ですから当然です。
誰かがやってくれるだろう。
黙って待っていれば、誰かが気に掛けて助けてくれるはず。
そんな受け身で成立するような仕事じゃありませんから。
特に新人の時はガツガツ自分から勉強する姿勢が大事だと思います。
少々ウザイと思われてもね
そうまでして勉強したくないと思う人もいるかも知れません。
しかし、その勉強は誰の為でもない、アナタの為のものです。
どうせ仕事をするなら、そつなくこなしてストレス少なく働きたいと思いませんか?
看護師になってからも勉強するのはその為です。
アナタ自身の為に、看護師になってからも積極的に勉強することをおすすめしますよ。