ど~も、なんやかんやで資格取得から21年経った現役看護師の『クロミキ』です!
今回は看護学校の中で最大の関門になるであろう『看護実習』。
これが全体的にどんな感じのものなのか、その雰囲気を伝える内容になっています。
ま、かなり前の話なので、今では変わっていることも多いかと。
後、通っている看護学校によっても変わると思うので、参考程度に
看護実習ってどんな感じなの?
看護学生ならみんな乗り越えないといけない実習。
1年の終わり頃から6人くらいのグループに分けられて病院に行くようになる。
私の場合は病院附属の看護学校だったから、元の病院メインで行く感じ。
附属の病院がない学校は何ヵ所か病院回ったりする事もあるみたいだけど。
まずはとにかく病院で看護師がどんなふうに働いてるかを見学するようなもので、2日くらい行って終了。
それが終わって、2年生から本格的な実習開始。
消化器や循環器、小児科や産婦人科など、それぞれの科を最初の実習と同じようにグループで2週間くらいのスパンをかけてグルっとまわる。
これがほんとに大変。
それぞれ行った先に実習担当の看護師がいるけど、それ以外の看護師とも関わらんとダメやし、もちろん優しい人ばっかりじゃない。
まあ、一言で言うなら鬼のような看護師もいる。
めっちゃ学生嫌いで聞こえるように文句言うとか、話しかけるだけでぶちギレるとか。
その人達にチェックしてもらいながら患者と関わって、それぞれの科特有のチェック項目でチェックを受けていかないといけない。
それに併せて受け持ち患者を決められる。
受け持ち患者の疾患名から検査データ、内服してる内容まで全て情報収集してそれをもとに看護計画を立てる。
で、実習担当の看護師にカンファレンスをしてもらって、そこから毎日の行動計画を立てて、最終的に評価して提出。
···ザックリ言ってこんな感じやけど、これがほんとに地獄。
私の頃はネットもないから病気の事や薬の事調べるのも全て本!
カンファレンス前はレポート完成させるためにほぼ寝れず。
そんだけ頑張って考えた計画も、「個別性がない」「この患者にほんとに必要な事が何か分かってない」みたいにバッサリ切られる事も多々ありました。
実習内容は私のすこし前までは採血とかもさせてもらえてたみたいやけど、私の時はそれはなし。
ただ、褥瘡の処置とかは慣れたらさせてもらえてた。
それと後はとにかくコミュニケーション。
って言っても話すのが好きな患者ばっかりじゃないから、倉庫みたいなところに隠れて時間潰してた事もある。
最近は学生が直接患者に何かをするって事が難しい世の中になってて、ほぼ見学中心になってるみたいだけど。
実習はレポート大変やし看護師は怖いしと散々やったけど、今でも忘れんくらいの色んな経験もできて貴重な時間やったなと看護師になったら思った。
看護師が怖かった理由も、激務の中で学生の相手までしないといけないのがどれだけ大変か···。
自分が学生指導担当して気付いた。
ちなみに私が指導者になって学生を叱ったのは1回だけ。
NICUで働いてる時に、学生が赤ちゃんのバイタルを測らせて欲しいというから正常値を聞いたら全く答えられず···。
そんな人達にバイタル測定なんかさせられんとバッサリ言ってやった。
これはダメ。ふざけとる。
実習に行って、理由もなく怖い看護師がおるのは事実。
でも、基本は理由があって怒ってる看護師の方が多いと思う。
だから最低限の下準備はきちんとしてから実習には臨むべき。
まあ、ほんと大変ではあったけど、今となっては感慨深い…かな。
あとがき
なんにしろ、良くも悪くも思い出深いものになるのが看護実習だと思います。
どの道、看護師になりたいなら避けては通れない道。
なら最初から看護実習は辛くて当然、と覚悟を決めて望む方が良いですよ。
そんな簡単に割り切れるものじゃないのも分かりますけど…。
さて、激動の看護実習。
中でも特に思い出に残っている実話エピソードは
【地獄の実話!?】看護実習は辛いけど…。 印象に残った6つのエピソード
上記リンクから続きをどうぞ。